お知らせ INFORMATION

何でも「イヤ！」と言われるたびに、ママ・パパも思わずため息…。イヤイヤ期は成長の証とわかっていても、毎日向き合うのは本当に大変ですよね。
「うちの子だけ？」「いつまで続くの？」そんな風に悩んでいるママ・パパも、きっとたくさんいるはず。
この記事を読んで、少しでもみなさんの安心の材料になりますと幸いです。
 

ママ・パパへ：まずは頑張っている自分を褒めてあげて

毎日、本当にお疲れ様です。小さな体で一生懸命自己主張するお子さんも、そんなお子さんと向き合うママ・パパも、毎日が真剣勝負。思うようにいかないことや、イライラしてしまうこともあるでしょう。でも、そんな時はどうか自分を責めないでください。このページを訪れたあなたは、十分頑張っています！ご自身を認めるところから始めてみてくださいね。

ママ・パパの心のケア

• 一人で抱え込まない

パートナーや家族、友人など、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
同じようにイヤイヤ期を経験しているママ友と話すのもおすすめです。

• 自分の時間を作る

一時保育などを利用して、自分の時間を作りましょう。
好きなことをしたり、ゆっくり休んだりすることで、心身ともにリフレッシュできます。

• 完璧を求めない

家事や育児は、完璧にこなそうとせず、手を抜けるところは抜く。肩の力を抜きましょう。

• 専門機関に相談する

一人で抱えきれない場合は、育児相談窓口や専門機関に相談しましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、気持ちが楽になることがあります。
考えすぎず、気軽に相談できる場所を作りましょう！

心の逃げ道を作りましょう

イヤイヤ期による育児ストレスから、産後うつを発症する母親は10～15％にのぼると言われています。
無理して体調を崩してしまう前に、親の心の逃げ道を作ることも大切です。
例えば、短時間でも託児サービスを利用して一人の時間を持つ、趣味に没頭する、信頼できる人に話を聞いてもらうなど、自分に合った方法で心の負担を軽減しましょう。
お子様が一人ひとり違うように、親御さんもそれぞれ違います。誰かと比べて罪悪感を感じる必要も、完璧を目指す必要もありません。今のあなたとお子様だからこそ築ける、かけがえのない関係を、ゆっくりと育んでいきましょう。
 

イヤイヤ期って？

イヤイヤ期（第一反抗期）は、1歳半～3歳頃に訪れる、「自我」が芽生える大切な時期です。

イヤイヤの理由は？

• 自我の芽生え

1歳半から3歳頃になると、子どもは「自分」という存在を強く意識し始めます。
それまでは親に依存していた状態から、自分の意思で行動したいという欲求が芽生えます。
しかし、まだ自分の気持ちをうまく表現したり、コントロールしたりする能力が未熟なため、欲求が満たされないと「イヤ！」と拒否したり、かんしゃくを起こしたりします。

• 脳の発達

イヤイヤ期の時期は、脳の前頭前野という部分がまだ発達段階にあります。
前頭前野は、感情をコントロールしたり、計画的に行動したりする役割を担っています。
そのため、子どもは自分の気持ちをうまくコントロールできず、衝動的な行動に出やすいのです。

• 言語能力の発達

子どもは、自分の気持ちを言葉でうまく表現できないことがあります。
そのため、言葉の代わりに、泣いたり、かんしゃくを起こしたり、親を叩いたりすることで、自分の気持ちを伝えようとします

この時期は、子どもが心身ともに大きく成長するための、とても大切なプロセスです。
とはいえ、毎日のイヤイヤ攻撃に振り回されるのは本当に大変ですよね。
 

イヤイヤ期を乗り切るコツ

　　　　　　　　　

• 「イヤ！」を受け止める

子どもは「イヤ！」と言いながらも、ママ・パパの気持ちを知りたいと思っています。
まずは子どもの気持ちを受け止め、共感することから始めましょう。

例：
「お片付けイヤ！」
‍「おもちゃ片付けたくないんだね。でも、お部屋がきれいになったら気持ちがいいから、一緒にやってみようか？」

気持ちを受け止めつつ、次の行動を促すことで、子どもも受け入れやすくなります。  

• 選択肢を用意する

「イヤ！」の裏には、「自分で決めたい！」という気持ちが隠れています。
子どもに選択肢を与え、自分で選ぶ機会を増やしましょう。

例：
❌「お風呂に入るよ！」
⭕「お風呂で、アヒルさんと遊ぶ？それとも、お湯をためるのを手伝ってくれる？」

どちらを選んでも目的は達成できるので、親も気持ちに余裕が生まれます。  

• 楽しい雰囲気にする

イヤイヤが始まりそうなときは、遊びに変えてみましょう！

例：
競争する：「ママとどっちが早く靴を履けるか競争しよう！」
歌にする：「お片付けの歌」を歌いながら、一緒にお片付けをする。

ちょっとした工夫で、スムーズに動けることもあります。

• 無理強いしない

「イヤイヤ！」と全力で拒否するときは、無理にやらせようとせず、気持ちが落ち着くのを待ちましょう。

例：
「ご飯イヤ！」
‍「わかった。じゃあ、少し休憩しよう。お腹が空いたら教えてね。」

時間を置くことで、自然と気持ちが切り替わることもあります。  
 

• イヤイヤ期に効果的なおもちゃ

イヤイヤ期の子どもは、「自分でやりたい！」気持ちが強いので、達成感を得られるおもちゃがぴったりです。

例：
パズルや積み木：自分で組み立てる楽しさを味わえる。
お絵かきセット：自由に表現し、気持ちを伝える手段を増やす。自己肯定感を高める。
ごっこ遊びのおもちゃ：自分の世界を作り、想像力を豊かにする。

遊びを通して「できた！」を増やすことで、イヤイヤが軽減されることもあります。

イヤイヤ期は成長の証！焦らず見守りましょう

イヤイヤ期は、子どもが「自分で考えたい！決めたい！」と成長している証拠です。
「どうしても手に負えない…」そんな時は、一人で抱え込まず、育児相談窓口や保育士さんに相談することも大切です。

今日から試せる対策

• 気持ちを受け止める
• 選択肢を用意する
• 楽しい雰囲気にする
• 無理強いしない
• 遊びを取り入れる

一番大切なのは、親・子　ともに心身が健康でいること。
子育ては、マニュアル通りにはいかないことを念頭に置いて、息抜きをしながら
家族と大切な時間を過ごしてくださいね。

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