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2025.05.07 知育コラム
“失敗”を学びに変える。知育と非認知能力の関係
「うまくできない!」と落ち込んだり、泣いたりするこどもを見ると、
つい手を貸したり、励ましたりしたくなってしまいますよね。
けれど実は、「失敗」と向き合うその瞬間こそが、
子どもの非認知能力を育むチャンスなのです。
今回の記事では、知育と非認知能力の関係、そして「失敗から学ぶ力」を育てるために
親ができることについてお伝えします。
非認知能力ってなに?
「非認知能力」とは、テストの点数のように数値で測れない力のこと。
たとえば、こんな力が含まれます:
- 最後までやり抜く力
- 自己肯定感や自信
- 感情のコントロール
- 協調性や社会性
これらは幼児期の体験で大きく育まれ、将来的な学力や人間関係にもつながるといわれています。
なぜ「失敗」が大事なの?
人は誰でも失敗します。
大切なのは「失敗をどう受け止め、次に活かせるか」。
子どもにとっても、何かに挑戦し、うまくいかなかったときに、
「じゃあ次はこうしてみよう」と考える力が、まさに非認知能力の基礎となります。
知育遊びで“失敗に強い子”を育てる
知育おもちゃには、ルール通りに答えを出すものだけでなく、
自分で考えて組み立てたり、工夫しながら完成させたりするものがたくさんあります。
たとえば
- ブロックやつみきでタワーを作る → 崩れても再挑戦する
- パズルでうまくはまらない → 何度もやり直して試す
- 創作系お絵かきや制作 → 予想外の結果に驚きつつ次へつなげる
こうした遊びの中で、
「うまくいかない→考える→やってみる」
という思考のサイクルが自然に育ちます。
親ができるサポートのヒント
子どもの非認知能力を伸ばすには、「失敗しても大丈夫」という安心感が大切。
そのために、次のような関わり方をおすすめします。
● 結果より“プロセス”を褒める
例:「よく工夫したね」「最後までやりきったね」
● 失敗をネガティブに捉えない
例:「失敗したね。でもそれっていい経験だよ!」
● 解決策をすぐに与えず、見守る
例:「どうしたらよさそうかな?」「ほかの方法も試してみる?」
まとめ:非認知能力は“体験”の中で育つ
知育は、単なる「お勉強の先取り」ではありません。
試行錯誤や挑戦の経験を通して、子どもの“生きる力”を育むことができます。
失敗を恐れない心、チャレンジする姿勢、あきらめない力。
これらはすべて、未来を生き抜く上で欠かせない非認知能力です。
「うまくいかなかったね。でもやってみたことがすごいよ!」
そんな声かけを、今日から少しずつ意識してみませんか?