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2025.06.05 知育コラム
「与えっぱなし」はNG?知育おもちゃを生かす関わり方
~“おうち知育”をもっと効果的にするために~
最近では、積み木やブロック、パズルなど、子どもの成長をサポートする知育おもちゃが身近になってきました。「子どもにはよいものを与えてあげたい」と考える親御さんの間でも、おうち知育への関心が高まっています。
ですが、「とりあえず与えておけばいい」という姿勢では、せっかくの知育玩具の効果が発揮されないことも。
今回は、知育おもちゃを“もっと活かす”ための、大人の関わり方についてご紹介します。
知育おもちゃは「渡せば終わり」じゃない
「考える力」や「想像力」「集中力」など、さまざまな非認知能力を育むことが期待されている知育おもちゃ。ですが、ただ子どもにポンと渡しても、最初のうちはうまく使いこなせないこともあります。
重要なのは、「与えること」ではなく、どんなふうに関わるか。
知育は、子どもが「自分で気づく」「試してみる」プロセスにこそ価値があります。
そのきっかけをつくるのが、親や大人のちょっとした関わりなのです。
知育おもちゃを活かす!親の関わり方 3つのコツ
1. 子どもの「今」に寄り添う
大人がよかれと思って教えすぎてしまうと、子どもの主体性を奪ってしまうことも。
まずは、何に興味をもっているのか、何を試しているのかをよく観察しましょう。
例えば、ブロックでひたすら同じパーツだけをつなげている。
→「おもしろいね。何作ってるの?」「これ好きなんだね」
と共感を示すだけでも、子どもの気持ちは満たされます。
2. 「答え」より「問いかけ」を
つい「ここに入れるんだよ」「違うよ」と正解を教えたくなってしまうもの。
でも、子どもが自分で考える時間を大切にしたいですね。
「この形はどこに入りそう?」「さっきと同じ色だね。気づいた?」
…といった問いかけが、「気づき」や「思考の深まり」を促します。
3. 一緒に楽しむ
親子で一緒に遊ぶ時間は、ただの「遊び」以上に、信頼や安心感、コミュニケーションの土台を育てます。大人のリアクション一つで、子どもの心がぐっと前向きになることも。
「すごいね!」だけでなく、「作ったものを見せてくれて嬉しいよ」
というプロセスや気持ちを認める言葉が、自己肯定感にもつながります。
「おうち知育」は、親子の対話から始まる
家庭でできる「おうち知育」は、決して難しいものではありません。
特別な知識がなくても、ちょっとした声かけや関わり方の工夫で、知育おもちゃの持つ力を最大限に引き出すことができます。
子どもは、好きな人に認められたり、一緒に楽しんだりすることで、自然と「もっとやってみたい」「できるようになりたい」という気持ちが育ちます。
こんな知育おもちゃ、あると便利!
知育効果が高く、親子で一緒に楽しみやすいおすすめのアイテムはこちら:
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ブロック・つみき:自由な発想を形に。手指の発達にも◎
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型はめパズル:観察力・形の認識力UP
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アート系知育おもちゃ:色彩感覚や表現力を楽しみながら伸ばせる
まとめ|知育おもちゃは“関わり”で価値が変わる
知育玩具は、「ただ遊ぶ」だけでなく、「大人と関わりながら遊ぶ」ことで、その学びの深さが格段に変わります。
子どもにとって、おもちゃは“学びのツール”。大人のちょっとした関わりが、子どもの未来の土台をつくる手助けになります。
ぜひ、お子さまの興味に寄り添いながら、親子で一緒に知育の時間を楽しんでみてくださいね。